2020.02.20
コラム
側弯症
コア・カイロプラクティック錦糸町の矢永です。
今回は側弯症について書かせていただきます。
人の背骨は首7個、胸12個、腰5個、仙骨、尾骨から成り立っています。
本来前後から見たときにこれらの背骨はまっすぐな形で見られます。
側弯症の場合、本来まっすぐにみられる背骨が左右に曲がり、多くの場合ねじれを伴います。
側弯症の種類は大きく分けて2種類あります。
・疼痛、筋肉の左右のアンバランス、下肢長差などの原因で起こる一時的な側弯症です。
側弯と同時に背骨のねじれを伴うことは少ないです。
2、構造的側弯
・背骨のねじれを伴い背骨が側方に曲がった状態を指し、元の正常な位置に戻らなくなった状態を言います。
その原因は様々で病気を伴い起こるケースや生まれつき骨格の異常を生じていたりなどします。
・突発性側弯
脊柱側弯症の約80%を占めています。
発症年齢は大きく分けて3つに分けられます。
乳幼児側弯症(3歳未満)、学童期側弯(4歳~9歳)、思春期側弯(10歳以降)に分けられます。
これらの発症は、家族内発生が多いことから遺伝が考えられていますが、原因はいまだ不明です。
女子に多く、骨の成熟が未熟な例は進行しやすいといわれています。
・先天性側弯
生まれつき発育に左右差がでていることから側弯が始まります。
・神経・筋原性側弯症
神経が圧迫され身体を支える力が弱くなったり、筋が委縮することで起きます。
側弯症により引き起こされやすい症状
・疼痛
側弯症では最も歪んでしまっている脊柱付近に張り、痛みを感じやすくなります。
・神経症状
脊柱のなかには脊髄(神経の束)が通っており、脊柱から左右に神経が枝のように出てきます。背骨が歪むことにより脊髄・神経を圧迫されてしまい麻痺、感覚異常、運動障害などを招く恐れがあります。
・呼吸器疾患
背骨は肋骨と関節を構成しており背骨が歪むことにより肋骨も同時に歪んでしまうことがあります。肋骨の中には肺や気管支など呼吸をするために必要な臓器が入っています。
背骨・肋骨が歪むと呼吸器系の臓器を圧迫してしまい、呼吸が浅くなったり疲れやすくなります。
簡単な検査法として
アダムス前屈検査(側弯症の簡易検査):機能的側弯or構造的側弯を見分ける検査法の一つです。(立位姿勢で側弯がある前提)
立位姿勢で、肩、肩甲骨、骨盤の高さを確認します。
前屈をした際に肩、肩甲骨、骨盤の高さを再度確認します。
立位姿勢と前屈したときに肩、肩甲骨、骨盤の高さが
変動した場合、機能的側弯を疑います。
変動しなかった場合、構造的側弯が疑われます。
側弯症にも様々なものがあり側弯症がなぜ起きてしまっているかを診る必要があります。
何かお困りの症状などありましたらコア・カイロプラクティック錦糸町までお気軽にご連絡ください。
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