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なぜ人は凝るのか?

2024.05.02

コラム

皆さん!こんにちわ!コアカイロプラクティック錦糸町高橋です。

今日は、シンプルに凝りとは何かについてお話していきたいと思います。

コリというのは、全身の筋肉の中で起こっています。筋肉が緊張して血流が悪くなると、筋肉の活動によって発生した老廃物質が血流に流されることなく筋肉内にたまってしまう事が、コリの正体です。溜まった老廃物質は、コリを起こしている筋肉にある末梢神経を刺激しその受けた刺激を末梢神経が脊髄→脳へと伝え、初めてコリとして自覚するのです。さらにコリや痛みが起こることで、交感神経が反応し緊張することで筋肉はさらに緊張度をまします。これが血流の低下を招き筋肉内の老廃物がなかなか排泄されない状況になる負の連鎖におちいるのです。

首や肩のコリが、なかなか治まらないという方は、負の連鎖に陥っている可能性が非常に高いと考えられます。この一連の流れは一般的な話で知っていられる方も少なくないかとおもいます。

整理すると

筋肉が凝っている状態→硬くこわばる。は、太く短く弱くなっている状態(筋肉がつっている状態)

ちなみに、肩、首、腰のコリは特に感じやすいだけで特有のものではなく、どの筋肉でも同様に発生します。筋肉が緊張して血流が悪くなるこれが一番最初の原因です。筋肉が緊張する=太く短く硬い(つる)筋肉がつることで内圧が高まります。太く短くなるということは、筋肉は縮まる構造ですから内側に対しての圧力が高くなることで血流の流れが悪くなります。また筋肉内の活動によって生じた老廃物が血流で流されることなく筋肉内で滞留します。筋肉は収縮するためにエネルギーをつかいます。このエネルギーを使う事で、発生した一部の老廃物質や不要な副産物は血流に流され腎臓で再利用され濾過され尿として体外に排泄されるのです。この一連の流れが悪くなると、筋肉に入ってくる血流量と出ていく血流量は減ります。出ていく量の血流量が減ると、それだけ老廃物質の排出する流れが少なくなってしまいます。いうなれば、ゴミが身体の中に残ってしまい、このゴミとしての老廃物が首や肩や腰の末梢神経を刺激し脳に信号として送られます。ちなみに、筋肉内で老廃物質が溜まっている状態は、酸素不足の状態であり、また酸素が少ないということは、生命活動の危機的状態になり筋肉細胞内のたんぱく質の一部を発痛物質に変えて酸素供給を促そうとします。この発痛物質が脳に送られると脳は痛みとして認識します。これは、脳自体が酸欠の場所に気づくという事です。痛みに気づけないという事は、酸欠になっているところにも気づけない。そうなると処置がおくれてしまいます。発痛物質が飛んで痛みを知覚することで、何らかの対処をするための自然治癒が働きます。この痛みが起こってくると強いストレスを感じ、このストレスが交感神経を緊張させ筋肉をより緊張させる結果につながるのです。このことにより、緊張に緊張を重ねているという事は、筋肉がつりまくっている状態に陥り、それにより内圧が高まり血流が悪くなります。血流の悪化がさらなる酸素不足を招き筋肉のつり感を強くし痛みをさらに大きくしたりする原因になっているのです。

こういった、負の連鎖をどこかで断ち切るためには筋肉がどういう状態になるとコリが発生するのかについてもう少し詳しく話していきます。

コリを発生させるメカニズムは、一つの原因として筋肉のエキセントリック収縮と呼ばれる状態を理解することが大切になります。筋肉の収縮形態には、短縮しながら力を発揮するコンセントリック収縮(短縮性筋収縮)と、伸張しながら力を発揮するエキセントリック収縮(伸張性筋収縮)の2種類の筋収縮が起こっています。エキセントリックはコンセントリックに比べ血液の循環が滞りやすい欠点があります。エキセントリック収縮というのは、収縮しながらも伸ばされていく構造になりますから筋肉に非常に大きなストレスをかけます。このストレスがかかってくるということは、筋トレにはうってつけ(最適)でコンセントリック収縮よりもエキセントリック収縮の方が筋肉には大きな負担をかける事ができるので効果的なトレーニングはエキセントリックで行うとベストです。ただ、エキセントリック収縮はそれだけ筋肉に負荷をかけるため筋内圧が高まるため、長時間続くと血流が悪くなりコリや痛みを発生させます。特にデスクワークでノートパソコンを使われて作業されている方は、不良姿勢により頭の重みからくる肩周りの筋肉及びインナーマッスル腸腰筋が持続的にエキセントリック収縮を起こしてしまい筋肉がつる現象を引き起こします【猫背】

では、どうするか?

筋肉がコリによりつっている場所をもみほぐすだけでは解決にはなりません。これらの筋肉を伸張させたり短縮させることで血流は改善し筋肉内の老廃物質が流れやすくなる。意識的に動かすことが大切になります。大事なことは、筋肉が持続的な収縮を起こしてしまう状況(長時間のデスクワーク等)の際に時折動くことが血流を改善し老廃物質ながし酸欠をふせぐことに、筋肉からの発痛物質も排出されない状況がストレスがないという事になるのです。構造的に首、肩、腰はエキセントリック収縮が起きやすいので大きく動かすことが最も重要です。(ラジオ体操最強)

以上のことから、持続的な伸張性筋収縮(エキセントリック収縮)がコリの最大の原因になりますので身体を大きく動かしてコリに対応してみてください。

もし、なかなか改善されないのであればお近くの鍼灸院やマーサジ院か当院にご相談下さい。

コアカイロプラクティック錦糸町 担当高橋

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