2018.06.14
症状別事例
ここ一月位大学の実習で立ちっぱなしが続いていました。
そして一週間前に仰向けから上体を完全に起こす腹筋運動(シットアップ)を激しく行いました。
その次の日に洗濯物を干している最中に少し前かがみになった瞬間に激しい痛みが腰に走りました。
その後は激痛によって、起き上がることができなくなりました。
次の日には少し歩けるようになっていたので家族の手助けもあり病院で診察を受けることができました。
ヘルニアなどの重篤な問題はないとのことでしたが、まだまだ痛みが強いので痛み止めの薬を処方してもらいました。
一週間ぐらい立って痛みは落ち着いてきたのですが、まだ腰をそらした時の痛みや立ちっぱなしが困難なこともあり、
カイロプラクティック治療を受けようと考え来院しました。
施術は骨盤や背中歪みの調整、硬くなっている腸腰筋や股関節周囲の筋肉をほぐしていくことを中心に改善を図りました。
施術初日から腰をそらした時の痛みは半減しました。
腰をサポートする意味もかねてテーピングを利用して腰を安定させることを行いました。
10日間で3回治療を行うことで痛みの度合いは8割減で安定してきました。
2週間後には走ることもでき、バスケに復帰することができました。
もともと反り腰が強く、腰にストレスを受けやすいお身体でした。
仰向けでの上体を全て起こしての腹筋運動(シットアップ)は腰を痛める原因になります。
特に反り腰の方はなおさらです。
今回のケースはもともと立ちっぱなしで腰が疲労しているところにこの腹筋運動でとどめを刺した結果になったようです。
治療は実習での立ちっぱなしや強い腹筋運動で招いた腰回りの筋バランスを整え、患部へのストレスを減らしていきました。
そして今回一番の原因となった間違った腹筋運動のやり方を改めることが指導しました。
シットアップは腹筋の効果もあまり無い上に、椎間板や椎間関節、腰の筋肉に無理な負荷をかけてしまう恐れが多く大変危険です。
そのためトランクカールと呼ばれる腹筋のみを使うトレーニングを行うようにしましょう。
トランクカールは首は固定したまま腹筋を縮めるイメージで上半身を丸めるように行います。
その時背中は肩甲骨が少し浮くぐらいで問題ないです。
シットアップは昔は多く利用されていた腹筋運動ですが、今では腰に悪い運動であるとわかってきています。
指導されている方たちが正しい腹筋運動を知ることが大変重要であるとわかる症例でした。
※効果には個人差があります。お気軽にご相談ください。
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